アクセンチュア1月21日、同社が実施した「電化製品の購入意欲に関する調査」の結果を発表した。消費者が単一機能製品を購入する意向は、前年に比べて変わらないか、もしくは減少する結果となっている。
デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、据え置き型ゲーム機については前年度と変わらず、ブルーレイディスクプレイヤーの購入は11%から10%へと微減しているという。
一方、多機能製品を購入する意向は、デスクトップPCとノート型PCが前年の16%から36%、スマートフォンが27%から41%、ハイビジョンテレビが20%から33%、タブレット端末が16%から23%へと、それぞれ大幅に増加した。
単一機能製品でも、基本機能の携帯電話が6%から10%、GPS端末が9%から11%、健康関連機器が7%から9%、電子書籍リーダーが8%から9%と、微増が見られるものの、スマートフォンをはじめとした多機能製品への統合が進んでいるとしている。AccentureのMattias Lewren氏(通信・メディア・ハイテク本部 エレクトロニクス・ハイテク グローバル統括 マネジング・ディレクター)が以下のようにコメントしている。
「電化製品市場では、PC、スマートフォン、タブレット端末、ハイビジョンテレビの4種類の多機能製品への支持が拡大している。家電メーカーは、ブラウザを介したコンテンツの消費から、さまざまな環境下でのコミュニケーションに至るまで、複数のアプリケーションを兼ね備えた製品提供に本腰を入れる必要がある」
調査は、16種類の電化製品(単一機能製品11種類、多機能製品5種類)に絞り、消費者の利用と購買傾向を調査したもの。日本、ブラジル、中国、仏、独、印、露、南アフリカ、スウェーデン、英国、米国の11カ国に住居する18歳以上の男女1万1000人を対象にオンラインで実施した。
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