AllThingsDによると、YouTubeが音楽動画サイト「VEVO」への投資を検討しているといううわさが流れているという。このうわさが本当だとしたら、それは、YouTubeがコンテンツ市場への取り組みをますます強化していることを示す。
AllThingsDによると、YouTubeは2012年5月、VEVOに提携強化を持ちかけたと言われており、今回、投資を行う準備が整ったと伝えられているという。YouTubeが本当にVEVOと提携したとしても、消費者が同サイト上でコンテンツを視聴する方法はこれまでと変わらないと考えられている。つまり、今後も大手レーベルの音楽動画を無料で視聴できる。
comScoreの集計によると、5月時点でVEVOは米国で3番目に視聴者の多い動画サイトで、月間視聴者数は4950万人だったという。1位は視聴者数1億5770万人のGoogle(大半は同社のYouTube事業を通しての視聴者)で、2位はYahooだった。YouTubeはVEVOのバックエンド構築を支援した。また、VEVOの動画はYouTubeに掲載されることで最もよく知られている。
AllThingsDによると、投資額は3500万ドル以上になると伝えられているという。
投資のうわさが流れてはいるが、現時点で確定していることは何もない。米CNETがYouTubeの広報担当者にコメントを求めたところ、次の答えが返ってきた。「われわれは、個々の交渉についてコメントはしないが、YouTubeユーザーに可能な限り最高の音楽体験を提供し続けられるように、貴重なパートナーとの関係を継続することは常に希望している」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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