ドキュメントスキャナの代名詞ともいえるScanSnapの活用法を畳みかけるように提案してくる驚きの1冊。ScanSnapを単なるスキャナと侮るなかれ。そんなものまでスキャンできるのかと新たな発見があったり、そういう設定にすれば読みやすくなるのかとうなずいたり、ScanSnapを長年使い込んでいる人にも役立つ情報が満載だ。
全部で180個の活用法が「情報整理」「会議効率化」「人脈作り」といったカテゴリに分類されている。内容は最新モデルの「ScanSnap iX500」を筆頭に、ScanSnapの全ラインアップの比較から始まり、スキャンそのものの上手なやり方はもちろんのこと、紙をスキャンした後のデータの利用法まで網羅している。
ScanSnapの購入を検討しているが、どのモデルが自分の使い方に合っているのか分からないという人やすでに持っているがいまいち利用頻度が低くて活用できていないという人には特に参考になるはずだ。
ScanSnapを普段から活用している人でも、意外に自分の知っている機能しか使っていないということがある。できるだけきれいな画質でスキャンする方法やOCRの精度を上げる方法など「実は知りたかった」という機能が見つかるだろう。せっかくScanSnapを買ったのだから、とことん使い倒したいという人はぜひ手に取って欲しい。
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