サムスンは現地時間1月10日、「GALAXY S II Plus」を発表した。同製品は「GALAXY S II」を拡張したもので、「Android 4.1.2」(開発コード名:「Jelly Bean」)を搭載する。
当初「Android 2.3」(開発コード名:「Gingerbread」)が搭載されていた初代のGALAXY S IIには、2012年6月に「Android 4.0」へのアップデートが提供されており、ようやく「Android 4.1」へのアップデートがまもなく提供される予定だ。
それ以外の点においては、GALAXY S II Plusと初代GALAXY S IIの技術スペックはほとんど同じである。
GALAXY S II PlusはGALAXY S IIと同様に、1.2GHzのデュアルコアプロセッサ、1GバイトのRAM、4.3インチWVGAの「Super AMOLED Plus」ディスプレイを搭載する。また、LEDフラッシュ付き8メガピクセルカメラが背面に、2メガピクセルカメラが前面にある。ただし背面のカメラには、高速に移動する対象物をより容易に捉えることのできるゼロシャッターラグ機能が備えられている。
GALAXY S II Plusは、21MbpsのHSPA+による3G接続、デュアルバンドWi-Fi、Bluetooth 3.0に対応する。
GALAXY S IIの内蔵ストレージが16Gバイトまたは32Gバイトであったのに対し、GALAXY S II Plusの内蔵ストレージは8Gバイトに縮小されている。ただし、SDストレージは、GALAXY S IIで最大32Gバイトであったのに対し、同端末には最大64Gバイトのデータを格納可能だ。GALAXY S II Plusには近距離無線通信(NFC)をサポートするオプションもあり、同端末をモバイル決済に使用することができる。
ハードウェアの向上は最小限であるものの、GALAXY S II Plusには多数の新しいソフトウェア機能が提供される予定である。
「Direct Call」は、ユーザーが電話を耳にあてることによって自動的に通話を発信することのできる機能である。また「Smart Alert」は、ユーザーが携帯を手で持ったときに未確認のイベントやステータスアップデートを通知する。
「Popup Video」という機能は、画面内の任意の場所にサイズ変更が可能なウィンドウを表示し、ビデオを再生するもの。「S Voice」は音声のみで電話を制御し、「Voice Unlock」は音声でロックを解除する機能だ。
GALAXY S II Plusについては約1年前からうわさされてきた。サムスンは元の「GALAXY S」端末のPlus版を2011年に発売している。
新製品の価格、発売日、発売地域は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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