ディー・エヌ・エー(DeNA)は1月10日、新コーポレートロゴを発表した。あわせて、ソーシャルミュージックサービス「Groovy」も発表、今年度中にもサービスを提供する。
新しいコーポレートロゴは、頭文字にコロンが入った「:DeNA」。横向きにするとスマイルマークになるということで、世界で通用するデザインを意識しているという。
新ロゴとともに掲げるスローガンは「Delight」と「Impact the World」だ。インターネットオークションから始まったDeNAだが、良質なサービスを提供し、ユーザーの満足と評価を得て、企業価値を向上させる――そんなサイクルを回すためにも、ユーザーみんなが笑顔になれるサービスを提供していくという。
また、2012年4月にCyGamesが提供する「Rage of Bahamut(神撃のバハムート)」が米国のGoogle Playのゲーム売上ランキング第1位を獲得。11月には自社で制作した「Blood Brothers」が22カ国でランキング第1位を獲得した。さらに「MARVEL War of Heroes」を含めて、全米売上ランキング上位3位までを同社のゲームが占めるという快挙も達成した。今後はさらに世界展開を強化。買収した米ngmocoやGameviewもそれぞれDeNA San Francisco、DeNA Mountain Viewと社名変更し、全世界でDeNAブランドを展開する。
コーポレートロゴの変更にあわせて、サービスロゴや一部のサービス名も変更する。ゲームプラットフォームの「Mobage」やコミュニケーションサービスの「comm」などは名称をそのままに、それぞれ「by DeNA」というかたちで新ロゴを付与する。Eコマースの「ビッダーズ」は「DeNA SHOPPING」に、オンラインストア作成サービス「ZEROSTORE」は「DeNA ZEROSTORE」に、旅行サービスの「スカイゲート」は「DeNAトラベル」に、BtoB向けマーケットプレイス「ネッシー」は「DeNA BtoB market」にそれぞれ変更する。
さらに、今年度中にもスマートフォン向けのソーシャルミュージックサービス「Groovy」を展開する。1月10日に開かれた発表会では同サービスの詳細は明らかにされなかったが、ユナイテッド(旧スパイア)が提供する音楽再生アプリケーション「Discodeer」を譲り受け、後継サービスとして展開するという。すでにレコード会社20社以上がコンテンツパートナーとなっており、サービス開始時点で100万曲以上の楽曲が提供されるという。「ゲームの分野では、ソーシャルゲームという新しい楽しみ方が生まれた。音楽でも新しい楽しみ方を提供する」(DeNA代表取締役社長の守安功氏)
commについては、当初は2012年内1000万ダウンロードの目標を抱えていたが、現時点での実績は500万ダウンロード。ただし、アクティブ率などは明かさなかった。今後は、新規機能も積極的に提供していくほか、海外も含めてより積極的なプロモーションを展開するという。
また、すでに一部で報道されていた陸上チームの創設を正式に発表。ヱスビー食品陸上競技部のスタッフおよび選手が全員移籍する形で、4月1日に陸上チームを創設する。2016年全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)での優勝を目指すとともに、今後はオリンピック選手の輩出までを手掛けるという。また、ジョギング教室など、ランニングを通じた社会参加も積極的に勧めるという。「野球もちょうど1シーズンが終わったところ。本当に多くのファンに支えられており、スポーツの持つ力をあらためて実感した。野球以外にもスポーツの力を支援できないか考えていた中で話を頂いた。ランニングはどんどん身近になっている。市民ランナーなども含め、走ることをサポートしたい」(守安氏)
会見には、陸上チームの総監督である瀬古利彦氏や、横浜DeNAベイスターズ監督の中畑清氏、横浜DeNAベイスターズの三浦大輔氏、commのイメージキャラクターを務めるタレントの吉高由里子さんや美輪明宏さんも登壇。さらにはMobageのイメージキャラクターであるタレントの瑛太さんや、お笑い芸人のおぎやはぎさんらがビデオメッセージを寄せるなどした。また、トークセッションでは守安氏と登壇者らによる書き初めも披露された。
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