Anchornoteは「ジオフェンス」という地図上に仮想的な境界線(中心地点からの半径で決定される)を利用し、あらかじめ登録した地点に近づいたりその地点から離れたりしたときに通知してくれるアプリだ。Evernoteと連携できるほか、FoursquareからToDoをインポートして使用できる。旅行や出張に利用したり、場所に紐付けられたタスクを実行するのに利用したりとさまざまな使い方が可能だ。
場所の登録方法は4種類ある。住所を入力する方法、連絡先から選択する方法、現在地を設定する方法、近隣から選択する方法だ。Anchornoteでは、ジオフェンスの範囲を任意で変更はできないので、アプリまかせとなる。場所を設定したら、その場所に対する通知の有無を設定する。通知は、設定した場所に到着したとき、または設定した場所から離れたときのいずれか一方を選択でき、両方を選択することはできない。通知の回数を1度のみにするか、無制限にするかも選択可能だ。
登録した場所には、その場所に関するメモ、写真、音声を添付することができる。設定画面で「Exports notes to Evernote(Evernoteにノートをエクスポートする)」をオンにしておくと、登録情報が自動的にEvernoteに保存される(anchornoteというタグが付く)。ノートは、Facebookで共有することも可能だ。また、Foursquareとの連携をオンにすれば、Foursquareに登録してあるToDoを読み込んで、通知に加えることができる。
場所の一覧は、現在地から近い順に並び、自分で順番を変えることはできない。画面左上の「Map」ボタンをタップすると、マップ表示に切り替わり、登録されている場所にピンが置かれているのを確認できる。ピンをタップすると、設定の詳細画面に移動する。現在地も表示されているので、近い場所の情報を変更するときなどに便利だ。
実際に利用してみたところ、100%通知されるわけではないことが分かった(これは、iOS 6のマップのせいかもしれない)。だが、忘れた頃に通知が表示され、「行きたかったんだ」と思い出せたこともあるので、行きたかった場所や、ついでがあれば寄りたい場所を登録しておくといいだろう。また、不慣れな場所を巡るときに、有名スポットを登録しておけば、その場所に近づいただけで通知してくれるので、確実に廻ることができる。
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