不要なアプリを終了させ、動作を安定させるタスクキル系のユーティリティーアプリは、Androidアプリの定番中の定番であり、欠かすことができないという人も多いのではないだろうか。そうしたアプリの中でも、特にメモリの解放を重要視するなら利用したいのが「FMR Memory Cleaner」だ。
このアプリの大きな特徴は、アプリを強制的に終了させるのではないという点にある。一般的なタスクキル系のアプリは、それぞれのアプリを強制的に終了する方法をとっている。この方法ではアプリを個別に終了できるメリットがある一方、システムが意図しない形でアプリを終了させることで、システムに影響や問題を与えてしまうこともある。
だがFMR Memory Cleanerは、アプリを強制終了するのではなく、システムにメッセージを送ることで、不要なアプリをシステムに終了してもらう仕組みをとっている。この方法では、どのアプリを終了させ、どのアプリを終了させないかを選ぶことはできないものの、システムに影響を与えることなくアプリを終了させ、安全かつ確実にメモリを確保することができるのだ。
しかもアプリを終了する方法は、FMR Memory Cleanerを起動してから「clean」のボタンをタップするだけと、非常に簡単。定期的にアプリを終了させるなどの機能はないが、システムが重いと感じたら実行すればいいので手軽に利用できるだろう。
さらに設定を呼び出すことで、メモリの解放タイプを「スタンダード」または「アグレッシブ」のいずれかを選択できる。より多くのメモリを解放したいと思った時は、後者を選択しておくといいだろう。他にも一覧に表示されるアプリの並び順や、画面のカラー構成なども変更できるので、好みに合わせて設定を変えてみるといいだろう。
特にスペックが低く動作が不安定になりがちな旧機種を利用している人にとっては、こまめにアプリを終了させ、メモリを確保することは必須となる。そうした機種を利用している人は、確実にメモリを確保する上でも、このアプリを大いに活用したい所だ。
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