日本新聞協会の調査によると、ここ5年、新聞購読部数は1年ごとに100万部ずつ減少している。それだけ活字離れが進んでいるのかと思いきや、決してそうとも言い切れない。iPhoneやiPad、Android端末向けの電子書籍マーケットは拡大の一途であるとともに、ニュースや新聞系のアプリは今や数十種類提供されているからだ。そう、ただ単に「朝、自宅で読む」という習慣から、「通勤などの移動中に読む」という習慣に変わっただけのことで、“読みたい”という欲求に変わりはないのだ。
そこで数あるニュース&新聞系アプリの中で、ビジネスパーソンにお勧めしたいのが、ヤフーの公式リーダーアプリ「Yahoo!ニュースBUSINESS」だ。「Yahoo!トピックス」だと、たとえば「芸人の◯◯結婚」など、ビジネスとはおよそかけ離れたニュースがトップ画面に出てくることもある。忙しいビジネスパーソンにとってはそれだけでストレスを感じてしまうかもしれないが、同アプリならその心配も無用。ビジネス媒体の記事はもちろん、著名なジャーナリストによる主張や見解が見られるため、情報収集にはもってこいの内容になっている。
デフォルトでは、起動すると主要なニュース記事がアットランダムなタイル状に表示され、目についた記事をタップすると全文が読めるようになっている。タイル自体のサイズが大きめなのでピンポイントでタップする必要はなく、電車やタクシーなど揺れやすい乗り物に乗っているときでもストレスを感じない。また、下部の「新着」というタブをタップすると、文字だけの新着ニュースが表示される。新着タブの方が記事が整然と並んでおりニュースも選びやすいので、手っ取り早くチェックしたいならこちらがおすすめだ。
気になったり、じっくり読んでいる時間がないといった場合は、ブックマークのような感覚でクリップしておけば、いつでも当該のニュースを呼び出せる。ニュース画面の右上のクリップボタンをタップするだけなので、面倒な作業も不要だ。また、メニューを呼び出して「カテゴリ追加」をタップすれば、トップ画面のタブに「国内」「海外」「視野を広げる」「仕事術」「産業」などのカテゴリを追加でき、それぞれに特化したニュースを読むことも可能。さらに、時事通信やロイター、Bloombergなど、ニュースの提供元別のタブを作成することもできる。
ニュース全文の画面左上には共有ボタンがある。他のアプリを使ったメール送信や、Facebookへの投稿もできるため、自分だけでなく、たとえば同じ部署内で情報を共有することも可能だ。とにもかくにも、必要なときに必要なニュースを効率的に読めるアプリといえる。多忙なビジネスパーソンは時間節約の一助として使ってみてはいかがだろうか。
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