12月24日〜12月31日のAppleに関連するCNET Japan/ZDNet Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。
いよいよ今年最後の更新となる。年末年始はニュースが少なくなるが、1年間を振り返る記事、2013年の展望に関する記事を楽しむこともできる。それでは1週間のニュースを見ていこう。
2012年11月にiPad miniと第4世代のiPadが発売されたが、どうやらiPadは内部の刷新もあったが、マイナーチェンジという位置づけだったようだ。2013年3月に、より薄く軽量化されるiPadが登場する新しい噂が年末に流れ始めた。これと同じタイミングでiPad miniもアップデートされるのかは不明だが、Retinaディスプレイへの対応と、これに伴いA6系のチップにアップグレードされると見られる。
その第4世代iPadのアップデートの理由となっていたのが、これまでの30pin Dockコネクタから刷新された充電やアクセサリ接続用のLightningコネクタへの対応だ。Appleは2001年のiPod以来、10年あまりをこの30pin Dockコネクタを用いてきたので、Lightningコネクタも次の10年を見据えたものだと思われるが、これまではAppleだけでなくサードパーティ製のアクセサリが数多くリリースされてきたことも、Dockの成功要因だった。
AppleはMFiというライセンスをもとに技術情報などを開示しているが、これまで大手のアクセサリメーカーを中心にし、海賊版などをコントロールする動きを強化してきた。一方で、Kickstarterなどのような小さなプロジェクトによって作られるアクセサリも増えてきており、Appleがこうした企画とどのように向き合うのか、注目していきたい。できれば、App Storeのようなスタイルと活発さがもたらされれば良いのだが…。
次期「iPad」に新たなうわさ--より薄く軽量なモデルが2013年3月に登場か(12月25日)Appleの1年間のまとめ記事は「ふりかえり」の記事で紹介しているが、Appleが米国の次に重要視しようとしている、あるいは重視すべき市場が中国だ。iPhone 5発売後の3日間で200万台を売り上げるなど、1国だけで世界販売の半分の勢いに迫る購買力は、Appleにとって非常に魅力的なのだ。
一方で、2012年、Appleは自分のモノのはずの「iPad」という商標を中国で利用するために、結局6000万ドルを支払って和解するという事案があった。また北京の裁判所では、著作権を侵害してApp Storeに作品を公開されたとして著者から損害賠償を求める訴訟に対して、Appleへ賠償金を支払う命令が出されている。商標の問題、著作権の問題などで、勝手が違うという市場の難しさもある。
中国当局はやっと重い腰を上げるかもしれない。法改正によって、こうした商標権トラブルに対処するとの計画が示されたからだ。
商標権トラブル続く中国、法改正を計画(12月25日)AppleとSamsungの裁判は2012年に最も過熱したテクノロジニュースにも選ばれているが、米国での8月に出されたSamsungに賠償金を支払う評決が出て以降、少しずつトーンダウンしている。Samsungが欧州でApple製品の販売差し止めを取り下げたことについては別の理由がありそうだが、SamsungのGalaxy S III miniに対する特許侵害の取り下げを、米国内で製造・販売しないことを条件にAppleが認めるなど、対話も増えてきているように思われる。
1月のCES、2月のGSMA Mobile World Congressと、新端末を発表するタイミングが目白押しとなる年明け、Appleはこのまま秋までiPhone 5で戦うことになるが、Samsungがどんな端末をリリースしてくるかにも注目が集まる。
サムスン、携帯端末の2013年の出荷目標を5億台超に設定か(12月27日)2012年のまとめ記事も掲載されている。ヘッドホン10選にはiPhone 5やiPod touchに付属しているAppleの新イヤホンマイクEarPodsも入っている。もちろん高価なイヤホンやヘッドフォンにも興味が湧くが、このEarPodsはスポーツの時などの気軽に使えるところも気に入っている。
また噂記事も多数出ていたが、どの噂に心躍っただろうか?ちょっと噂が出すぎて発表会がつまらない、という声もあるし、噂が先行しすぎて実際の製品にそこまで興奮しない、という声もある。Appleの歩は1歩ずつ、割とゆっくり、という前提で、「こうなったらよいな」と噂を楽しむとよさそうだ。
2012年もいろいろ秘密を探られました--アップルのうわさ記事を振り返る(12月25日)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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