iライフログは、日常のさまざまな行動の時間を記録し、Evernoteに保存するためのアプリだ。行動を始めるときにログ(記録)を開始し、行動の終わりにログを終了して保存すると、その履歴があらかじめ指定したEvernoteのノートブックに保存される仕組み。無料で利用することができるが、アプリには広告が常に表示される。
基本的なカテゴリはあらかじめ用意されているが、たいていの場合は足りないと思われるので、必要に応じて、「カテゴリ」ページでカテゴリを編集しよう。カテゴリのアイコンは128種類用意されている。アイコンの色は、RGBの3色の割合をスライダーで変更して作成する。色を数値で決められず、作成した色を保存する機能がないため、同じ色を何度も使うことができないのは残念だ。カテゴリ設定では、Evernoteに保存した時に付加されるタグの設定と、保存先のEvernoteのノートブックとiPhone標準カレンダー内のカレンダーの選択も可能だ。Evernoteのノートとして保存されるログは、数値の一覧になるが、カレンダーにもログを残しておくと、ある行動に費やした時間を帯で見ることができるので、時間の長さを感覚的に把握しやすい。
ログを取る際の動作として、「1ログモード」のオン/オフが可能だ。これは、常に1つの行動のみを記録するモードのことで、1ログモードをオフにすると、複数のタスクのログを同時に記録することができる。たとえば、ランチをしながらミーティングという場合、ランチにも仕事にも時間を使うことになる。両方にかかった時間を記録しておくことで、より正確に自分の時間の使い方を知ることができる。
また、便利な機能として「自動ログ設定」がある。特定の場所(ジオフェンス)をあらかじめ登録しておくことで、その場所の指定範囲内(100m、300m、500m、1km)に入ったときに自動的にログを開始する機能だ。ログを取ることが習慣化していないと、ログを取っておきたかった場所に行っても忘れてしまうが、ジオフェンスを設定しておけば、自動的にログを記録しておいてくれるので安心だ。もちろん、GPS機能を常にオンにしておく必要がある。
毎週日曜日には、Evernoteに自動的に新しいノートが作成されて、1週間分のログのまとめが登録される。このノートには、カテゴリ別に費やされた時間の合計、カテゴリごとの内訳、1日ごとの内訳が載っている。週に1度、この記録を読み返して、時間の使い方を見直すきっかけにするのも良いだろう。
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