HTCは、Microsoftの「Windows RT」OSを搭載するタブレット2機種の開発に取り組んでいるという。Bloombergが伝えた。
HTCが開発を計画しているのは、多くの標準的なモデルよりも大型の12インチバージョン、そして、Amazonの「Kindle Fire HD」やAppleの「iPad mini」などの製品との争うことがより可能な7インチバージョンだと、Bloombergは匿名の情報筋の話として報じている。
Microsoftは、Windows RT OS搭載タブレットのラインアップを拡大することを希望している。同OSは、Windows 8の機能を一部取り除いたバージョンで、消費電力効率の良いARMチップアーキテクチャでの稼働を可能にしている。このARMチップアーキテクチャは、多くのスマートフォンやタブレットに搭載されているのと同じ種類のチップである。
Microsoftは10.6インチ画面搭載の自社製タブレット「Surface」を既に投入しているが、異なるサイズがHTCから登場すれば、異なる種類の消費者からの要求に応じることができる可能性がある。
今回の動きは、HTCにとって、不評だった同社製「Flyer」以来のタブレット市場への再進出を意味する。この小型タブレットは、タブレットブームの初期に登場したが、消費者からの支持を得ることはなかった。
米CNETは、HTCとMicrosoftにコメントを求めたが、回答を得られていない。
Bloombergによると、HTCは、今回のタブレットを第3四半期に投入すると予想されているという。また、同社は、より強力なWindows 8 OS搭載のタブレットも検討していたが、価格がより高くなることを理由に廃案にしたとBloombergは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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