iPhone上で手軽に名刺を作成できる「Business Card Designer」

 Business Card Designerは、iPhone上で手軽にシンプルなデザインの名刺を作成できるアプリだ。作成した名刺は、アプリ内からAirPrint対応プリンターで直接印刷できるほか、PDFファイルとしてメールに添付して送信することで、PCに接続しているプリンターで印刷することもできる。自分でカットする手間はかかるが、急に名刺が必要になったときなどに重宝する。

  • 「Preset」から名刺のデザインを選択する。写真は、ライブラリから自分の好きな画像を選択できる

 画面下部のツールバーから、まずは「Preset」をタップして、名刺のデザインを選択する。文字やスタンプを使用できるもの、写真を使用できるものなど、ベーシックなデザインが揃っているため、応用範囲は広い。また、デザインは、途中で何度でも変更することができる。個人の情報は、「Edit Info」→「Fill Info」から編集する。連絡先から、自分の情報を取り込むことも、入力欄を直接編集することもできる。すべての欄を埋める必要はなく、また、項目名のとおりに入力しなくても構わない。

 Fontと書かれた「A」アイコンから、フォントの種類の選択、Settingと書かれた「F」アイコンから、各項目のサイズと位置の設定が可能だ。Colorでは、各項目の色を作成できる。ここまででも、かなり細かく設定できることが分かるだろう。スタンプが使えるデザインの場合は、スタンプのサイズや角度が変更できるほか、写真が使えるデザインの場合は、写真をライブラリから選択できる。独自のロゴや写真を用意しておけば、既存のデザインを使った名刺とは、まったく分からない名刺を作ることができるだろう。

「Size」からは、名刺のサイズを選択可能だ。各国の標準的な名刺サイズに設定できるが、日本の場合は「Japan 91 x 55mm」を選択すれば良い。さらに、PDFファイルに出力する際のレイアウトは、「2列4行」と「2列5行」のいずれかを選択し、用紙サイズは「A4」を選択する。「Export」→「Preview」で、出力のプレビューを確認できる。AirPrint対応のプリンタがあれば、「Print」から直接印刷し、AirPrint対応プリンタがない場合は、「Send PDF」でPDFファイルをメールで送信しよう。

 出力の際には、トンボ(裁断用罫線)も付いた状態で出力されるため、カットしやすい。なるべく厚めの用紙に印刷して裁断すれば、独自の名刺を手元で簡単に作成できる。大量にカットするのは大変かもしれないが、少量を時々配るような職種向けや、個人用の名刺を作るのには最適だ。

  • 文字列の位置、サイズ、角度などを設定できる。スライダーをゆっくりうごかしながら調節するのが良い

  • 各項目の色を選択可能。ただ、数値で色を指定できないため、すべての文字色を同じにするといった設定はやりにくい

  • 名刺サイズ、用紙サイズ、レイアウトを選択。名刺サイズの設定は、この画面を下方向にスクロールして行う

  • 背景の設定や写真の選択は「Picture」→「Full」から行う。写真の占めるサイズを拡大/縮小することもできる

  • A4用紙に2列5行で設定した場合のプレビュー。印刷後は、トンボに合わせて自分で裁断する

>>BusinessCardDesignerのダウンロードはこちらから

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