Facebookは米国時間12月20日、「Facebook Messages」で、知らないユーザーの受信箱にメッセージを送信する権利が購入できる「小規模な実験」を開始した。「このテストでは、コネクションのない人物からのメッセージを『その他』フォルダではなく『受信箱』に送信できるオプションを、少数のユーザーに有料で提供する」と同社はブログで述べている。また同社は、関連性が高く、有料とする価値のあるメッセージと考えられる例を次のように示した。
このテストは、ソーシャルまたはアルゴリズムによる通知が十分でない状況を想定して設計した。例えば、イベントで話しているのを聞いたが友人ではない人にメッセージを送信する場合や、求人情報のメッセージを送信する場合、この機能を使用して相手の受信箱にメッセージを送信できる。受信者はこのテストによって、自分に重要なメッセージを送りたい人々から連絡を受けることができる。
今回の実験では送信1件あたり1ドルかかるという。
Facebookの広報担当者によると、この機能は米国内の少数のユーザーに提供されているという。対象ユーザーは、このようなメッセージを1週間あたり最大で1通受信する見込みである。「ブランドはこの機能を、現時点では使用できない」と同広報担当者は述べた。
Facebookは、機能を有料にすることで不要なメッセージが排除され、関連性の高いメッセージの送信が促進されると「複数の評論家や研究者」が評価していると述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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