NECパーソナルコンピュータは12月18日、15.6インチサイズで厚さ12.8mmの薄型ウルトラブック「LaVie X」を発表した。12月27日に発売する。店頭モデルの市場想定価格は17万5000円前後、NECダイレクトの最小構成価格は12万9780円。
LaVie Xは、フルHDの15.6型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶(1920×1080ドット)の大画面液晶を搭載。オフィスなどで便利なサイズ感ながらも厚さは12.8mmで、このサイズの液晶搭載モデルとしては世界最薄(突起部、バンプ部を除く)という。ふだんはデスク上で活用しつつ、外出時にはビジネスバッグに入れて持ち運んだり、帰宅時には引き出しに収納したりできる手軽さも特長の一つだ。重さは約1.59kg。
バッテリ駆動時間は約7時間。1時間で0から約80%まで急速充電ができる機能も備える。店頭モデルのCPUはインテル Core i7-3517Uプロセッサ(1.90GHz)で、メモリは4Gバイト。ドライブは256GバイトのSSDだ。外部インターフェースは、USB 3.0×2、HDMI×1、SDメモリカードスロット(SDHC/SDXC)を内蔵。Microsoft Office Home and Business 2010を搭載する。
コンポーネントをマザーボードの片面に実装し、全体的に薄型化した。厚みがあるバッテリ、ファン、マザーボードは平面上に実装配置。部品もそれぞれのエリアに合わせた高さの部品を選定し、通常のノートPCと比較した場合でも、同じ性能でより高さの低い部品を使用したという。キーボードはテンキーを搭載したアイソレーションキーボードで、筐体一体型を採用。キーピッチは18cm、キーストロークは1.2mm。
薄型化に伴い、放熱にも注力した。薄さ5mmの薄型ファンを2個搭載し、筐体の後ろ側の左右から放熱することにより熱を2分割し、ファン1つの時よりも効率的に放熱できるとしている。またボディであるアルミニウム合金の筐体そのものが熱伝導がよいため、効率よく熱を放熱できるという。なお、2つのファンが同じ速度で回ると共振を起こすため、システム制御で回転数をずらし、静音に仕上げたとしている。
デザインは、フラットな天板で、ほんのりと青く輝くヘアライン加工のオーシャンシルバーだ。液晶部分は180度開くことができ、PCを取り囲んだ状態での打ち合わせなどにも便利だとしている。
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