フィリップス、レザーカバーの位置で音質を変化できるBluetoothスピーカ--「Fidelio P9」

 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは12月14日、「Fidelio」ブランドからBluetooth対応のワイヤレスポータブルスピーカ「P9」を発表した。スピーカのアングルを調整できるレザーカバーを採用する。発売は2013年2月。店頭想定価格は2万9800円になる。

  • 「Fidelio P9」

 フィリップスでは「プレミアム&ワイヤレス」を2013年のテーマに掲げており、P9をその第1弾モデルに据える。今後もワイヤレス&プレミアムな製品の登場を予定しているという。

  • 内部のスピーカ構造

 P9はBluetoothにより、対応のスマートフォンやデジタルオーディオプレーヤーとワイヤレス接続できるほか、内蔵バッテリを備え、持ち運びを可能にしたポータブルスピーカだ。前面6個のスピーカと、背面2個パッシブラジエータの合計8ユニットのスピーカシステムを内蔵する。

 音の歪みを抑え、低音を再生する独自の「wOOx(ウークス)」技術と中、高音アンプにより、フィリップスならではの伸びのある中高音と迫力の低音が特徴だ。

 サイズは高さ125mm×幅287mm×奥行き55mmで、重量約1.3kg。サイドにはウッドパネルを配置し、スタンドにもなるレザーカバーを標準装備する。ボディカラーはブラックとホワイトの2色で、それぞれの色味に合う木製パネルとレザーを採用する。

 レザーカバーは、角度の変わるスタンドとして使用することで、背面に2個あるバッシブラジエータの低音域の広がりをコントロールすることが可能。通常のスタンダードポジションのほか、スピーカを大きく傾けることで低音を増強させたり、逆にぴったりと貼り付けて配置したりすることで、好みの音質に調整できる。

 内蔵バッテリは、約3時間の充電で最大約8時間の連続再生が可能。バッテリ残量が確認できるスマートセンサを内蔵する。本体のUSB端子にスマートフォンなどを接続すれば、充電にも対応する。

  • スタンダードポジション

  • スピーカを大きく傾けることで低音を増強させることが可能

  • 垂直に立たせることもできる

 

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