AndroidとiOSのシェア争いは「20年前のMicrosoft対Appleの競争に匹敵」--グーグル会長

Don Reisinger (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年12月13日 09時01分

 Googleの会長を務めるEric Schmidt氏は米国時間12月12日に掲載されたBloombergのインタビューで、「Android」とAppleの「iOS」との間で繰り広げられている市場シェア争いは、「20年前のMicrosoft対Appleの競争に匹敵する規模」だと述べた。続けて同氏は、「われわれが現在、競争に勝っていることは明白」と自身の見解を示した。

 Schmidt氏の主張に反論するのは難しい。調査会社IDCは11月、第3四半期のAndroid出荷台数が世界市場全体の75%を占めたと報告している。第2位につけたiOSのシェアは14.9%だった。前年同期のAndroidのシェアは57.5%、iOSは13.8%だった。


提供:IDC

 Schmidt氏がこれを「Windows」対「Mac OS」の競争と比較したのも的を射ている。WindowsがOS市場を占有できたのは、多数のベンダーが同ソフトウェアをそれぞれの製品に搭載したためである。一方のAppleは、Mac OSを基本的には他社に提供せず、同ソフトウェアを独自の製品のみに搭載した。

 同じことが、モバイル市場でも起きている。数えきれないほどのAndroid搭載端末が市場に毎年投入されるのに対し、iOS搭載製品の数は比較にならないほど少ない。

 Schmidt氏は同インタビューで、Appleとの競争以外の話題にも言及している。同氏は、Facebookにも簡単に触れ、「Google+」が「Facebookの競合になり得る」と信じていると述べた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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