Facebookは米国時間12月6日、地域企業(ローカルビジネス)が開設したFacebookページに関する新しい数字を発表し、ページの約2%が投稿の宣伝(Promoted Post)を利用していることを明らかにした。
同社は、Facebookページを持つ地域企業が10月に決算発表の電話会見で報告された1280万社から増加して1300万社に達し、その内の30万社が250万件以上の投稿を宣伝していたと述べている。投稿の宣伝は、料金を支払って、より多くのFacebookファンに投稿を見てもらうというものだ。
Facebookによると、世界の中小企業(SMB)市場担当ディレクターを務めるDan Levy氏は、BIA/Kelseyがロサンゼルスで開催したInteractive Local Media Westカンファレンスでもこれら最新の数字を繰り返したという。
Facebookが2012年に「News Feed」のアルゴリズムに加えた変更により、投稿の宣伝がその価格に見合うだけの価値があるかどうか詮索を受け、もっと悪いことに、Facebookは意図的にファンに投稿を届けるのをより困難にしているという噂が流れた。Facebookは、この変更が単なるスパム対策だと説明するために記者会見を開かなければならなかった。
Facebookは、このサービスに価値があると考えている企業がまだあることを示すために、こういった数字を公開しているのかもしれない。
6日に発表された数字によれば、毎日1億5000万人がFacebookページを訪問し、そのうち半分はモバイル端末から訪問しているという。また、300万人を超えるページ所有者が、半年前にリリースされたFacebookのモバイル向け広告管理アプリケーションを利用して投稿の宣伝を購入している。
Facebookはさらに、宣伝を行っているページ数が1月以降に2倍近く増加したことをアピールしている。月1回以上の利用があるアクティブな地域企業ページが40%増加したというが、Facebookは1月時点のページ数またはアクティブなページ数について触れていない。
つまり、この1年間にページ数がどれほど急速に増加しているか、あるいは、こういった動きに乗った新たな中小企業が何社あったかは、正確には分からないということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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