Appleをはじめとするハイテク企業の主要サプライヤーであるFoxconnが米国時間12月6日、Bloombergに対し、北米での事業拡大を検討していると明らかにした。顧客がより多くの自社製品を北米で製造したいと要望しているためだという。
「米国での製造増加を検討している。顧客が米国での製造を希望しているためだ」とFoxconnの広報を担当するLouis Woo氏はBloombergに述べた。
同氏によれば、米国で事業を拡大する際の大きな課題はサプライチェーンであるという。中国では低コストで労働力が得られるのに対し、米国では高い価値を持つエンジニアリング能力を活用する必要があると同氏は述べているが、それ以外の詳細は語られていない。
Woo氏はどの顧客が米国での製造を希望しているのかは明らかにしなかったが、その1社がAppleであろうことは容易に推測できる。同社最高経営責任者(CEO)を務めるTim Cook氏は6日に掲載されたBloombergのインタビューで、Appleが「Mac」の製造の一部を米国に移行し、米国でのコンピュータ製造を支援するために1億ドルを投資することを認めている。
一方、Foxconnはこれまで、米国での事業拡大についてあいまいな態度を示していた。同社は11月、北米での事業を拡大しようとしているという報道に対し、そのような予定はないと米CNETに述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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