「Google Now」が米国時間12月5日、大幅にアップグレードし、旅行をしやすくすることに焦点を当てた新機能が追加された。Google Nowは、Androidの最新バージョンで予測検索が可能なサービスだ。
ユーザーが休日に親戚を訪ねる際に空港に向かっていると、Google Nowが目的地の天気を知らせてくれるようになった。そして空港に着いたら、United Airlinesを利用する場合は、航空券を表示する(Googleは、さらに多くの航空会社にも対応すると述べている)。着陸時には、考えられるアクティビティや地元のウェブサイトを提示したり、ほかにも現地での行動に役立つ情報を提供する。
同社がGoogle Nowのサービスを構成するものとしているこれらの新たな「カード」は、通貨の換算や翻訳、フライト状況など、旅行に便利な既存機能に新たに追加されるものだという。
また、音声検索もアップデートされている。「この歌は何?」と尋ねてGoogleに調べさせたり、「バーコードを読みとって」と言って電話機やタブレットのカメラを使ってGoogleに製品情報を調べさせたりできる。また、音声で「Google+」に最新情報を投稿することもできる。
それだけでは、これらの機能は休日の旅行者向けのクリスマスプレゼントの域を出ない。しかし、これは、ユーザーから尋ねられる前に質問に答える予測検索をまともなものにしようとGoogleが真剣に取り組んでいることを示している。現時点で、予測検索はほかの端末に対してGoogleの持つアドバンテージであり、今回のアップデートは、同社がこの機能への取り組みを進めていることを示すものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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