カリフォルニア州判事の裁定を受けて、AppleとHTCの訴訟和解に関する詳細が公開されるかもしれない。
米連邦地方裁判所のLucy Koh判事は米国時間12月3日夜の裁定の中で、両社の特許の価格設定および特許使用料に関する詳細は公開されるべきではないが、和解に関するそれ以外の詳細について同じことは当てはまらない、と述べた。
Koh判事は裁定の中で、「ライセンス契約の価格設定および特許使用料に関する条件のみが非公開になる、ということを本裁判所は繰り返し説明してきた。価格設定と特許使用料に関する条件を非公開にするのには、やむを得ない理由がある。それをしてしまうと、その契約の当事者が今後の交渉で不利な立場に立たされる可能性があるからだ。しかし、契約のそれ以外の部分に、競争上の損害を発生させるに十分なリスクを含むものは全くなく、非公開を正当化することはできない」と書いている。
それには、冗長な法廷闘争を経てAppleとHTCの間で成立し、11月に発表された和解の一部である特許リストも含まれる、とKoh判事は述べた。
「ライセンス契約の条件で非公開となるのは支払いと特許使用料に関する条件だけだ、ということを本裁判所は説明してきた。従って、契約の対象となる特許リストは『やむを得ない理由』の基準を満たさない」(Koh判事)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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