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インテル、「Ivy Bridge」チップの消費電力を削減へ

Brooke Crothers (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年12月03日 14時00分
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 Intelは同社チップの消費電力を削減する計画だ。ただしこれは、次世代チップのみが対象というわけではない。現行の「Ivy Bridge」チップもその対象となっている。

 Intelの計画に詳しい情報筋が米CNETに語ったところによると、同社は今後発売するチップの消費電力を「大幅に」削減する予定だという。

 Intelのチップのなかで現時点で最も電力効率に優れており、Windows搭載のウルトラブックやAppleの「MacBook Air」に搭載されているIvy Bridgeの消費電力は17ワットとなっている。

 同情報筋によると、Ivy Bridgeの将来のバージョンでは、消費電力がこれよりもはるかに低くなるという。

 これは理論上、PCメーカーが同チップをタブレットに搭載できるということを意味している。実際、Microsoftは既にIvy Bridge版の「Core i5」チップを同社の「Surface with Windows 8 Pro」タブレットに搭載する予定である。

 しかし、タブレットに同チップを採用しているのは、現時点ではMicrosoftのみであり、Surface with Windows 8 Proに搭載されるチップは消費電力が17ワットのものになるだろうと考えられている。

 Hewlett-Packard(HP)の「HP ENVY x2」をはじめとする、10~11インチ級の「Windows 8」搭載タブレット型製品のほとんどには、Intelの「Z2760」システムオンチップ(SoC)が搭載されている。同チップはIntelチップとしては電力効率が非常に優れているものの、Ivy Bridgeに比べるとパフォーマンスは大きく劣っている。

 このため一部のPCメーカーは、Zシリーズチップの採用に二の足を踏んでいる。

 一般的に言って、消費電力が低いほど、バッテリ持続時間が長くなり、製品をより薄くすることが可能になる。例を挙げると、ARMチップを搭載した今日のタブレットは、薄いもので0.3インチ(約7.6mm)の厚みしかなく、重さも軽いものでは1ポンド(約454g)にも満たない。ARMチップの消費電力は通常、2ワット未満であり、こういったチップを搭載したデバイスのバッテリ持続時間は丸1日、あるいはそれ以上となっている。

 世の中の主流であるIntelの「x86」チップは、ARMチップと比べると電力効率という点ではそれほど優れていないものの、パフォーマンスははるかに高い。Microsoftが2種類の「Surface」タブレットを発売するという選択をした理由の1つがここにある。

 「Surface with Windows RT」タブレットでは、電力効率に優れたARMチップが採用されており、Windows 8の機能限定版が稼働する。一方、Surface with Windows 8 Proではパフォーマンスに優れたIvy Bridgeチップが採用されており、Windows 8 Proの完全版が稼働する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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