米Yahooの最高経営責任者(CEO)を務めるMarissa Mayer氏が米国時間11月27日夜、「Fortune Most Powerful Women」イベントに招待された人々を前にして自らの考えを語った。
案の定、Mayer氏はモバイルを中心に話を進めた。モバイル市場は急速に拡大しており、株主らは、Yahooの今後の成長にこの市場が不可欠だというMayer氏の主張に好意的な反応を示した。Mayer氏は最近行われた決算発表の電話会見で、モバイルについてや、Yahooが投資先としてふさわしいと考える理由を説明するのに多くの時間を費やした。そして、27日夜も同じ主張を繰り返した。
Fortuneによると、Mayer氏は「興味深いことに、人々が携帯電話でしたいことといえば、メールや天気予報、株価、ニュースのチェックだ。つまり、Yahooのビジネスそのものだ。これには非常に大きな可能性がある。なぜならば、われわれはそのようなコンテンツと、人々が携帯電話で知りたがっているあらゆる情報を持っているからだ」と述べたという。
Mayer氏はまた、Yahooがモバイル市場で手がけていないものがある点も認めた。それを克服するために、同氏は「acqui-hire」(買収による人材獲得)を続けることを計画しており、必ずしも技術ではなく、モバイル企業の優秀な人材を得ることを目指している。
しかし、Mayer氏がYahooのルーツから離れすぎることはないだろう。Yahooを本来の姿に戻してそのビジネスに注力したいと同氏は述べている。
とはいえ、Mayer氏は9月30日に長男を出産し、Yahooは必ずしも最優先されないと明言している。「私にとって優先すべきは、神様、家族、そしてYahoo、という順である」(同氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」