任天堂の「Wii U」が米国で発売されてから間もないが、同ゲーム機を分解したサイトが早くも2つ登場している。
AnandtechとiFixitの両サイトは、ドライバーとピンセットを使ってWii Uを分解した。iFixitによると、同機はIBMの「PowerPC」ベースのマルチコアプロセッサとAMDのGPU「Radeon」を搭載しているという。しかし、最初に同サイトの目を引いたのは光学式ドライブだ。Wii Uの総重量約1.5キログラムのうち、約3分の1をこの光学式ドライブが占めているとiFixitは報じている。
一方、Anandtechによると、Wii Uの光学式ドライブは「Blu-rayによく似ている」という。分解の結果、このドライブはディスク1枚当たりの容量が25Gバイトと、Blu-rayと同じであることが明らかになった。ただし、Wii Uが実際にBlu-rayドライブを搭載しているわけではないと同サイトは指摘している。
Wii Uは米国時間11月18日に米国で発売された。Wii Uには、300ドルの「Basic」セットと350ドルの「Deluxe」セットの2種類の「セット」がある。任天堂が発売する初めてのHDゲーム機で、6.2インチのLCDディスプレイを備えた「GamePad」を同梱している。GamePadを使うと、テレビ画面で遊んでいたゲームを同端末で続けることができ、テレビで遊んでいるときにはコントローラとしてゲームを操作できる。
任天堂は10月、初めてWii Uの本体内部を紹介した。その際、Wii Uはマルチチップモジュール(MCM)を採用し、CPUとグラフィックスチップが1つのシリコン上で動作できることが明らかになっている。これによってコンポーネント間のデータ伝送高速化や低消費電力化を実現できると同社はこのとき述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?