俳優であり歌手としても有名なJustin Timberlake氏を含むMySpaceの新たな所有者らが、刷新したサービスの開始をほのめかしている。
New.myspace.comで見つかったビデオは、若くて見栄えの良いユーザーから投稿された多数の写真やビデオ、音楽について、このサービスがどのように扱うかを紹介する洗練されたビデオだ。予想されていたように、MySpaceはメディア指向のソーシャルネットワーキングサービスとしてカムバックしようとしているようだ。Financial Timesがこの新しいティザークリップを最初に紹介した。
幹部らは、「われわれはルーツに忠実だ」と書かれているメモを投稿している。
Facebookが2008年からMySpaceを凌駕し始める前は、当時のナンバーワンソーシャルネットワークであったMySpaceが強力な音楽プラットフォームを築いていた。音楽業界に関わる人であれば、立場にかかわらず、このサイトを定期的に訪れる必要があった。このため、MySpaceの新しい経営陣は1からやり直すつもりはないようだ。
しかし、MySpaceが死亡状態(死んではいないかもしれないが、少なくとも仮死状態)からカムバックして過去の栄光を取り戻す可能性は非常に低い。
まず、影響力が崩壊したインターネット大手企業が、その後復活した例を思いつくだろうか。筆者は、思いつかない。
さらに、MySpaceは、9億5500万ユーザーをかかえるFacebookと訪問者数を争わなくてはならない。また、すでに音楽とビデオを共有する手段をユーザーに提供するSpotifyやYouTubeなどが存在している。
とはいえ、Timberlake氏を嫌いな人なんていないだろう。'N Syncや「ジャスティファイド」「ディック・イン・ア・ボックス」「ソーシャル・ネットワーク」などで同氏は非常に有名であり、エンターテインメントサービスを立ち上げるときに無視することはできない。もちろん同氏は毎日の業務に携わるわけではないが、MySpaceの注目度を上げ、このサービスの信頼性を高めるのに貢献するだろう。
筆者はMySpaceがカムバックすることを望んでいる。活性を失っているデジタル音楽産業への刺激になるものは、何であれ歓迎だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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