下側面の中央には、Micro-USBとMicro-HDMIポートが置かれている。右側面には、上から順に、ヘッドホンジャック、音量スイッチ、電源・スリープボタンがある。音量スイッチと電源・スリープボタンはタブレットのボディからほとんど出っ張りがなく、目で確かめずに場所を見つけるのは難しい。上側面には、マイクのピンホールだけがある。
裏側はなめらかで、Nexus 7の人工皮革の背面に比べると持ちにくく、Kindle Fireのラバーのような感触と比べても滑りやすい。Kindle Fire HDの背面にある幅2インチのスピーカグリルは、ボディの右端と左端に配置されており、タブレットの右側面と左側面にも回り込んでいる。
どういった理由かは分からないが、不思議なことにAmazonはKindle Fire HDに電源アダプタを同梱しないことを決め、Micro-USBとUSBの端子を持つケーブル1本だけが同梱されている。タブレットはコンピュータにつないでいても充電されるが、その充電速度は非常に遅く、スリープ状態の時しか充電できない。ありがたいことに、初代Kindle Fireを持っていれば(あるいはいずれかのMicro-USBの電源アダプタを持っていれば)、その充電器はKindle Fire HDでも使えるはずだ。
AmazonはKindle Fireのインターフェースを完全にデザインし直した。より垢抜け、合理化され、より成熟した感じがし、初代が持っていたおもちゃっぽさが控えめになっている。画面の解像度とコントラストが高いため、画像やテキストはシャープに見える。今回もスライド式のインターフェースが採用されているが、スクロールは速く、見た目もスムーズで、表示されるアプリのアイコンは解像度が高く、ピクセルのあらが目立ちにくくなっている。アプリはスライド式メニューから自由に削除することができ、また画面下に表示されているお気に入りに追加することもできる。これによって、自分の使いたいものを探してアプリのリストを最後までスライドさせるような事態を避けられるようになっている。
画面上部のコンテンツのタブには、今回も「Newsstand」「Books」「Music」「Videos」「Docs」「Apps」、そして「Web」が用意されており、さらに「Shop」「Games」「Audiobooks」「Photos」「Offers」が追加された。検索ボックスも従来通り設けられており、Amazonのストア内だけでなくユーザーのライブラリやウェブも検索できるようになった。
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