Spotifyは、1億ドルの資金調達ラウンドを間もなく終了し、これにより同社の企業価値は30億ドル超となる見込みだという。情報筋がThe Wall Street Journalに伝えた。
この資金はGoldman Sachsなど複数の投資家から得られるものとみられるが、The Wall Street Journalは他の投資家について明らかにしなかった。
音楽ストリーミングサービスを提供するSpotifyは2011年に実施した前回の資金調達ラウンドで、ベンチャーキャピタル会社Kleiner Perkins Caufield & Byersとロシアの投資会社DST Globalから約1億ドルを獲得し、企業価値の評価を10億ドルとしていた。多くのインターネット新興企業と同様、Spotifyは企業価値評価額40億ドルという野心的な目標を引き下げている。
Spotifyは1500万人以上のアクティブユーザーと400万人の有料会員を誇っているにもかかわらず、同社の2011年の財務実績は不調だった。未上場会社に関するデータを販売する企業PrivCoによると、売上高は2010年から151%増加したのに対し、損失は同期間に60%拡大したという。
最高経営責任者(CEO)のDaniel Ek氏によって2006年に共同創設されたSpotifyは、2010年の売上高は9700万ドル、純損失は3750万ドルだと発表していた。2011年には売上高は2億4400万ドルに増加したが、損失も5900万ドルに増加したとPrivCoは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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