Twitterは、数は不明だが同社マイクロブログのユーザーらに対し、できるだけ早くパスワードを変更するように警告する電子メールを送付した。
しかし、Twitterの広報担当者は、電子メールが意図していたよりも多くのユーザーに送信されたことを米CNETに明らかにした。
同社はこの電子メールに次のように記していた。「Twitterは、あなたのアカウントがTwitterとは無関係のウェブサイトまたはサービスによって侵害された可能性があると考えている。われわれは、他者があなたのアカウントにアクセスすることを防ぐため、あなたのパスワードをリセットした」(Twitterメール)
パスワードのリセットを通知する電子メールを何人のユーザーが受け取ったのか、また、同社がユーザーに大量の電子メールを送信した原因は何だったのかはまだ明らかになっていない。
TweetSmarterによる米国時間11月7日付けの投稿では、「多数のTwitterアカウントが乗っ取られた」場合には、同社はこのような一斉メールを送信し、慎重を期すためにハッキングや乗っ取りの影響をまったく受けていないかもしれないアカウントにもメッセージを送信することがある」と記されている。
Twitterの広報担当者は米CNETに対し、「Twitterを安全でオープンなコミュニティーとして維持することに専心している」と述べた。
「その取り組みの一環として、アカウント侵害の可能性があると考える場合は、パスワードをリセットするとともにアカウント所有者に電子メールを送信し、このようなことが起きたということを、新しいパスワード作成に関する情報と併せて通知する。これは、ユーザーを保護するためにわれわれのプロセスの中で定められている処理である」(Twitter広報担当者)
しかし、最近送信されたパスワードリセットの通知メールは、当初予定していたよりも広範囲にわたるTwitterユーザーに送信されたとTwitterの広報担当者は付け加えた。
「今回の場合は、影響を受けたとわれわれが考えていたよりも多くのアカウントのパスワードを、意図に反してリセットしてしまった。これによって生じた不便と混乱について謝罪する」(Twitter広報担当者)
今回の電子メールが送信された根本原因は未だ不明だが、Twitterのステータスページの更新情報には同じ内容しか記されていない。今回、パスワードリセットの大量メールが送信されたのは誤りだったように見受けられる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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