いよいよ米大統領選挙の決着がつく。期日前投票が始まっており、米国時間11月6日から本投票が始まる。民主党のBarack Obama大統領と共和党のMitt Romney氏の支持率はほぼ互角とみられており、その行方に注目が集まっている。
今回の大統領選挙は“Twitter選挙”とも呼ばれている。前回の2008年の選挙の時のツイートは合計約180万。今回は、90分の討論会に1000万もツイートされ、この4年間で政治に関するツイート量が大幅に増えていることが分かる。
大統領選のラストスパートが始まる8月と9月の両党の党大会でも、Twitterがよく利用されているという。この間に最もリツイートされたのが、共和党を支持する俳優のClint Eastwood氏の応援演説の中で使われた「空のイス(Empty Chair)」という批判に対するObama大統領のツイートだ。約5万5000以上のリツイートという。
米大統領選では、副大統領候補も含めて討論会で議論が交わされる。今回の討論会で最も盛り上がりを見せたのが、コロラド州で開かれた第1回。この討論時間内のツイート数は約1000万であり、リアルタイムにコメントや分析、どの候補者が何と言ったのかの事実確認なども行われたという。
Twitterのインデックスには、Twitter上で両候補がどのように考えられているのかを表示されている。このページは、政治評論家や投票者が両候補をどのようにみているのか分析などにも利用されている。
Twitterは、候補者のツイートにどのように反応しているのかを州ごとに分けてみられるページを公開している。ページの検索ボックスに「税金(Tax)」「中国(China)」などのキーワードを入れると、両候補の関連ツイートが、ユーザーの反応の大きさの順に赤と青のグラフ上に表示。そのツイートがどの州でどのくらいの反応を起こしたかが一目で分かるようになっている。
大統領選をTwitterで見るのも悪くないだろう。
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