混乱したFacebookの新規株式公開(IPO)で引受幹事を務めたMorgan Stanleyは、あるFacebook投資家による株式公開に関する証券仲裁請求を中止させようとしているとReutersが報じた。
Morgan Stanleyはマンハッタンの米連邦裁判所に提出した訴状の中で、この投資家は同社の顧客ではないため仲裁を進めるべきではないと主張した。Reutersの記事によると、ニュージャージー州イーストブランスウィックの投資家Uma Swaminathan氏はVanguard Financialを通じて株式を発注したとMorgan Stanleyは主張しているという。
一方、Swaminathan氏は、IPOの混乱により190万ドルの損害を被ったと主張している。
同記事によると、Swaminathan氏は7月に金融取引業規制機構(FINRA)の仲裁部門に申し立てを行ったという。FINRAは証券業界の自主規制機関であり、紛争の仲裁をしばしば要請される。
Morgan Stanleyが仲裁の棄却を勝ち取ると、Facebookの法的紛争の解決をFINRAに要請する他の投資家の動きが牽制される可能性がある。その結果、裁判所での決着に移行し、費用がかかり長期に及ぶことがある。一部の投資家にとって、そのような費用は割高となるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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