なぜ働くのか。即答できる人がどのくらいいるだろう。「人を笑顔にしたい」、「社会を変えたい」などの信念を持って働いている人は、仕事にかける情熱が違う。その情熱は、結果的に多くの人の幸せな日常を作り出している。
ザ・ボディショップとスターバックスで、落ち込みかけていたブランドを立て直し、再び輝くブランドにした著者は、人には「ミッション」が必要だという。
ザ・ボディショップの創業者アニータ・ロディックやスターバックス創業者のハワード・シュルツといった、企業のトップのみならず、店舗のスタッフ、お客様、食事をしたレストランの従業員、宿泊した旅館の女将、乗車したタクシーの運転手など、著者が出会った素晴らしい人々との煌めくような体験を追いかける内に「ミッション」の意味が読者にも伝わり始める。
売り上げという数字も、商売にはもちろん重要だが、数字だけを追いかけて人を省みない商売は、先が長くないだろう。ミッションがなければがんばり続けることはできないからだ。明確なミッションをすぐに掲げられなくてもいいという。自分のミッションについて考え続けることが大切だと。それは、会社の経営者であっても従業員であっても変わらない。
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