前述のようにスケジュールを決めたら、ようやく目標を決めることができる。大枠が決まっていなければ、狙っている試験など100万マイルも先のことに感じられてしまう。毎週、あるいは毎日という単位で達成すべき短期的な目標を設定できれば、長期的な目標もすぐに達成可能になる。
勉強のスケジュールを決め、目標を設定したら、次は実際に選んだトピックを勉強することになる。ベンダーが作った教材は非常に無味乾燥なものであることが多く、ドアマットサイズのマニュアルを開いて、そこから覚えやすいノートを作ることなど、不可能な仕事のように思えるかもしれない。参照用としてベンダーが用意した資料を持っておくことは大事だが、製品について分かりやすく説明した、他の著者が書いた勉強用のマニュアルや本が見つかる場合が多い。また、選んだトピックを扱った、コンピュータを使ったトレーニング用のビデオも探してみる価値がある。質がいいものであれば、実際の製品のチュートリアルと現実世界で使えるヒントや小技を組み合わせて、面白おかしく説明されている。つまり、さまざまな教材を用意した方がよいということだ。1つのトピックを異なる角度から見ることで、物事が理解しやすくなる。
1日の終わりには、自分が孤独に感じることがある。教材の前で背中を丸めてテクノロジについて理解しようと頑張るが、分からないことを聞けるクラスメイトはいない。このような状況と戦うための一番いい方法は、同じ試験を受けようとしている人を探して、知り合いになることだ。職場に同じトピックについて勉強している人がいるかもしれないし、オンラインでそういう人を探してもいい。ITの話題を扱う大きなフォーラムには、技術的な質問に答える技術者が集まっていることが多いが、中には試験勉強をしている人もいる。そういったフォーラムには、多くの場合交流できる場所があり、そこで試験勉強のやり方や、共通の経験について気軽に話をすることができるはずだ。対面の会話ばかりではないかもしれないが、同じ目的を持つ人と交流したり、お互いに少し励まし合ったりすることで、勉強も少しは寂しくなくなるかもしれない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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