今よりも高い給与を得たいものの、マネジメント職には就きたくないと思っているのであれば、できることがいくつかある。
今よりも高い給与を得たいと考えているITプロフェッショナルの多くは、その目標を達成するにはマネジメント職に就くしかないと感じている。残念ながら、多くの会社ではそれしか方法がないという場合もしばしばだ。しかし、もしもあなた自身がマネジメントスキルを持ち合わせていない可能性に気付いている賢明なITプロフェッショナルである場合、どうすればよいのだろうか?あるいは、技術職としての自らの仕事に愛着を感じており、その職から離れたくないという場合はどうすればよいのだろうか?以下は、今の職を続けながら、より高い給与を得るためにできることである。
まずはオンラインでのプレゼンスを高めよう。これにはLinkedIn上で一流の企業や技術組織との関わりをアピールすることになる。次にブログを公開し、あなたが専門としている技術的な話題について執筆してほしい。あるいは、オンライン上で技術資料の公開を行うのもよいだろう。ブログの目的は、あなたの持っている知識の深さを周囲に伝えることだけではない。新鮮なコンテンツに対するページアクセスが多ければ、検索を行った際に結果が上位に表示されるようになるのである。
また、講演を行ってほしい。これは、あなたの勤務しているIT企業内でもできるはずだ。講演したいテーマを何らかのイベントの主催者に伝えれば、その手配を行ってくれるかもしれない。
多くのITプロフェッショナルは、誰ともやり取りせずに1日を過ごせた場合、その日は良い日だったと考える。しかし、もしもあなたがエンドユーザーの抱えるソフトウェアの問題に手を差し伸べる(問題に取り組むとともにソフトウェアの使用方法を彼らに教える)気があるのであれば、あなたは頼りになる人物として、オフィスでの会話のなかで最もよく名前を口に出されることになるはずだ。重要な情報を小出しにして自らの価値を高めるような行為はお勧めできないが、会社で使用しているアプリケーションの第一人者になることで、より重要な人物になれるわけだ。
会社が未経験の技術分野(クラウドなど)に向かっていこうとしているのであれば、投資家らは学べることはすべて学ぼうと考えるはずだ。もしもあなたが、そういった分野のあらゆる疑問に答えられる人物なのであれば、おのずと頭角を現し、それに伴ってプロフェッショナルとしてのキャリアも充実したものとなるだろう。あなたが特定のテクノロジを使用する業界にいる場合、これは特に有効となる。つまり、「一芸に熟達せよ。多芸を欲ばる者は巧みならず」というわけだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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