Salesforceが2011年3月に3億2600万ドルで買収したRadian6の人員を削減したことを認めた。TechVibesによる最初の報道に続き、The Business Insiderが報じた。
TechVibesは匿名の情報筋の話として、さらに一歩踏み込み、解雇の対象となったのはほとんどがマーケティングおよびソーシャルコミュニティ部門に所属する従業員であると指摘した。
Radian6は、ソーシャルメディアをターゲットとして先ごろ買収されたBuddy MediaとともにSalesforce傘下に統合された。両社の技術を組み合わせた新ソリューション「Marketing Cloud」は9月のDreamforce '12イベントで発表されたばかりだった。
先週ニューヨーク市で開催されたCloudforceイベントでも、Marketing Cloudの新しいパートナーと機能が発表され、規模の拡大が図られていた。
Salesforce関係者らは報道を受けて、次の声明を発表している。
Radian6とBuddy Mediaを組み合わせたSalesforce Marketing Cloudは、企業が顧客の声に耳を傾け、コミュニケーションを図り、広告を出し、効果を測定することを可能にする、ソーシャルマーケティング界を主導するプラットフォームである。Radian6とBuddy Mediaが統合されたことを受け、Salesforce Marketing Cloudは、一部の顧客対応部門におけるハブから分散型モデルへの移行、マーケティングの統合、R&Dへの投資の大幅な増加など、成長に向けたリソースの再配分を実施している。なお(人員削減の)影響を受けたのは世界中で100人未満である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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