Zuckerberg氏がこの話題に触れたのは、起業家らに対し、自らが情熱を注いでいる大きくて意味のある問題を重視する必要があるという考えを強調するためだった。同氏が2011年に話したように、彼はシリコンバレーでは事業を試みていないが、新興企業はたいてい小さな問題に取り組んでいる、と苦言を呈した。
「私が知っている多くの企業は、小さな問題に取り組んでいる。現在事業を始めている企業は、他社が行っていることに倣っており、成功しないだろう」(Zuckerberg氏)
Zuckerberg氏は、聴衆に「基本的に」意味のある何かに取り組むよう伝え、同氏は、「最も影響力のあることではないことに固執してしまっていないかという恐怖」が常にあった、と話した。
「力を入れて取り組む前に、やりたいことが何かを見つけて、自身が柔軟でいられるようにしよう」とZuckerberg氏は話した。
Facebookについては、オフラインでもオンラインでも、ソーシャルの輪の中に保持しておける人数を拡大することによって、人間の振る舞いを変えている、と同氏は主張した。一般的に1人の人がついていける人数は約150人であるため、Facebookにサインアップした人はまずその数の友達とつながる、と同氏は話した。
しかし時間とともにFacebook上の人々は徐々にさらに多くの友達を追加する、と同氏は述べた。
「技術の定義の1つに、人間の能力を拡大する、ということがある。ソーシャルネットワークは、人々の実際のソーシャルの能力を引き伸ばしている」(同氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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