ソーシャルネットワーキングのFacebookが、質問機能「Questions」をひそかに廃止し始めている。ただし、これは同社が検索に完全に見切りをつけたことを意味するわけではない。
Facebook関係者は、Questionsについて、ユーザー向けには削除を開始しているが、ページとグループでは引き続き利用できるようにすると米CNETに対して語った。
同関係者によれば、Facebookがこの動きを開始したのは「他のことに集中するため」だという。「他のこと」が何を意味するのかは明らかにされなかったが、検索がその中に含まれると考えてもまず間違いないだろう。
Facebookが数年前に追加したQuestionsは、ユーザーが自分の友達やFacebookのコミュニティー全体に質問を投げかけ、その答えを見つけられるようにすることを意図していた。だが、この機能はそれほど利用者が増えず、Facebookは他の領域に注意を向けるようになっていた。
特に検索は、Facebookにとってこの数カ月間注目すべきテーマとなっている。同社の最高経営責任者(CEO)であるMark Zuckerberg氏は、Facebookが「人々の抱く多くの質問に答えを提供できるユニークな立場にある」とかつて述べたことがある。米CNETが先日指摘したとおり、これは「フレンドマイニング」と呼べるかもしれない。つまり、非常に豊富なデータを抱えるソーシャルグラフをマイニングして、質問に対する具体的な答えを抽出するという考えだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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