ヤフーは10月19日、韓国KAKAO Corporationの子会社であるカカオジャパンに資本参加し、無料メッセージサービス「KAKAO TALK(カカオトーク)」をはじめとするサービスを、日本国内で共同展開することを発表した。同社が提供するコミュニケーションサービス「Yahoo!メッセンジャー」は引き続き提供していく。
カカオジャパンは、KAKAO Corporationとヤフーを割当先とする第三者割当増資を実施し、ヤフーはこれを引き受けた。今回の資本参加により、カカオジャパンはKAKAO Corporationとヤフーの2社が資本出資する合弁会社となる。資本参加後の株式の持分比率は50%ずつとなる。
合弁会社の代表取締役にはKAKAO Corporationの朴且鎮氏が、取締役にはヤフーの小南晃雅氏が就任する。また、非常勤の取締役にKAKAO Corporation CFOの宋至鎬氏と、ヤフー CMOの村上臣氏が就任する。
ところで国内ではすでにNHN Japanの提供する「LINE」が、無料メッセージサービスでは大きなシェアを獲得しており、LINEへの対抗策ではとの見方もできる。これについてヤフー広報は「LINEへの対抗というよりは、普及が進んでいるスマートフォン市場において、コミュニケーションサービスに踏み込んでいくということ」とコメントしている。
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