米Yahooの新たな最高経営責任者(CEO)であるMarissa Mayer氏は、就任後初となる自身の社内メモを同社社員に送り、今ある仕事を「そのまま続ける」こと、そしてYahooのためにアイデアを同氏と共有することを促した。
この社内メモはAllThingsDに掲載されたもので、Mayer氏は同社の進むべき方向性について明らかな懸念があることを認めている。同氏は、前進するためのアイデアをいくつか持っているとした上で、戦略や方向性の変更を行うまでにある程度の時間が欲しいと述べている。
同氏は、それまでの間、社員がこれまでの路線を継承していくよう促した。
「あなた方は重要な仕事をしている。どうか、立ち止まらないでもらいたい」(Mayer氏)
Mayer氏は、現行のプロジェクトについての疑問や不安を抱える社員に対し、質問してほしいと呼び掛けている。ただし、いくつかの例外があるとした上で、「一番可能性の高い答えは、『そう、そのまま続けるように』だ」と記している。
新CEOはさらに、スタンフォード大学の学生であった1994年に初めてYahooを体験して以来、自身がYahooに敬意を抱いていることと、ずっとファンであったことに触れ、Yahooに対する愛着を表明した。
もちろん、Mayer氏は、1994年以来、進むべき道を見失った1企業を再生させるという課題に直面してきた歴代のCEOたちの中で、最も新しいCEOだ。
Yahooは何年もの間、自社の定義を模索する中、GoogleとFacebookといったライバル企業に先を越されてしまった。管理面での不安と財務面での実績低迷は状況の改善を困難にしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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