米ヤフーのメイヤーCEO、グーグルの主要幹部をCOOとして引き抜く

Casey Newton (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年10月16日 12時13分

 米Yahooの最高経営責任者(CEO)であるMarissa Mayer氏は、男児の出産後、職場への完全復帰を遂げた初日に新しい方針を発表した。Googleで営業部門の最高幹部を務めるHenrique de Castro氏が、まもなく同社の最高執行責任者(COO)として着任する予定だ。


Henrique de Castro氏
提供:YouTube/Screenshot by CNET

 Mayer氏が近々かつての同僚を引き抜くことを最初に報道したAllThingsDによると、de Castro氏(47歳)はGoogleでメディア、モバイル、プラットフォーム担当プレジデントを務めた後、出版関連の部門を率いているという。

 規制当局への提出書類によると、この移籍によってYahooには6000万ドル以上のコストがかかる可能性があるという。de Castro氏は60万ドルの基本給に加え、Yahooでの在任期間と在任中の同社実績に応じて、3600万ドルを上限とする株式が付与される。同氏はさらに、Googleにとどまっていれば得られたであろう給与の補償として100万ドルと、まだ授与されていないGoogle株式の補償として2000万ドル相当の株式を得る予定だ。


Marissa Mayer氏
提供:James Martin/CNET

 Mayer氏は声明の中で、「Henriqueはとても完璧で緻密なビジネスリーダーであり、Yahooの強力なリーダーシップチームに迎えることになり個人的にわくわくしている」と述べた。

 一方、de Castro氏はYahooの「高品質のコンテンツや新たに重点を置いている画期的なユーザー体験と圧倒的な閲覧数」を称賛した。

 「これはYahooの歴史の中で重要な節目であり、将来性を強く信じている」と同氏は述べた。「Marissaやチームに合流して新たなスタートを切るのが待ちきれない」(同氏)

 de Castro氏はGoogleに参加する前はDellに2年間勤務し、欧州での販売と業務開発を管理した。同氏はまたMcKinsey & Coのコンサルタントを務めていた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]