ソフトバンクは8月、エイベックス・グループ・ホールディングスと合弁会社を設立し、新たなエンターテインメント総合サービスを共同展開することを発表していたが、今回の発表会で、映画やドラマ、ライブ映像など約5万タイトルが月額490円で見放題になるコンテンツ配信サービス「UULA(ウーラ)」を、12月から提供することも明かされた。
会場に登場したエイベックス・グループ・ホールディングス代表取締役社長CEOの松浦勝人氏は、「いまはネットでさまざまな動画やコンテンツを手に入れることができるが、あまりにも多すぎてどれを見ればいいのかわからないのが現状。また、やっと辿りついてもそれが違法なコンテンツであることもある。僕たちにとって一番大切なのは、安全かつ簡単にコンテンツを得られるサービスを提供すること。エイベックスは4人からはじまった小さな会社だが、この20年数年間で沢山のムーブメントやブームを仕掛けてきた自負がある。今回ソフトバンクというすばらしいパートナーとUULAでムーブメントを仕掛けていきたい」と意気込む。
サービス名のUULA(ウーラ)の由来は、松浦氏の名字からきているという。孫氏は、「ぜひ松浦さんに本気で取り組んで欲しいということで“松浦”のUULAにした」と振り返る。これに対し松浦氏は、「まじめな会議の席で名前を決めているときに孫さんがひと言、『松浦君とやるからUULAだ』とつぶやいたことからこの名前が決まった。僕として何と言っていいかわからないから黙って下を向いていた」とコメントし、会場の笑いを誘った。
さらに、専用のスティックをテレビのHDMI端子に挿すだけで、映像作品や専門チャンネルなどを視聴できる「SoftBank SmartTV」(スマテレ)も発表された。12月上旬以降にサービス開始予定で、月額490円で提供する。
スマテレでは、映像配信サービス「TSUTAYA TV」の約4万本の映像作品や、多チャンネルサービス「BBTV NEXT」の50以上の専門チャンネル、無料映像配信サービス「GyaO!」の2000本の映像作品などをテレビの大画面で楽しめる。専用リモコンアプリをインストールしたソフトバンクのスマートフォンで操作するという。
孫氏は「(冬春モデルで発表された)ソフトバンクのすべてのスマートフォンが、76Mbpsの日本最高速のネットワークサービスに対応している。また、UULAやスマテレでエンタメの新しい楽しみ方を提案していきたい」と胸を張った。
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