仕事がはかどらないのは、仕事の内容が難しいというよりも、仕事の順番が分かっていないからかもしれない。「仕事の順番=だんどり」が決まっていれば、順番にこなしていくだけで、仕事はスムーズに終わる。やらなければいけない仕事はサッサと済ませて、より有意義なことに時間を使えるようになりたい。
だんどり良く仕事をするといっても、人によって、仕事の内容によって、やり方は異なる。本書には異なるタスク管理術を持つ3人の著者と、独自の時間管理術を駆使して仕事をしている3人のインタビュイー(インタビューされる人)が登場する。
内容は「タスク」の定義から始まる。次にGetting Things Done(GTD)を紹介することで、タスク管理の基本的な流れをつかみ、個人のやり方へと発展させていく。使用するツールは手帳、付箋、ウェブサービス、アプリと、アナログからデジタルまでさまざまだ。
ややもすると「タスク管理術を勉強しなければ」という気持ちになりがちだが、それでは本末転倒だ。まずは手元にある付箋に、やるべきことを書き出してみるのでもいいだろう。最初からシステマチックにタスクを管理する必要はない。本書で目に付いた「便利そう」な方法から、日々の仕事の中に取り入れてみるのがベストだ。
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