報道によると、ソーシャルネットワークのFacebookでグローバルコミュニケーション担当バイスプレジデントを務めるJoe Lockhart氏は、常勤職を離れて相談役に就任するという。
ワシントンD.C.の米政界に通じた著名人であるLockhart氏は、Facebookに勤務した過去15カ月の間も東海岸に居を構えていたが、自宅のある東海岸で過ごす時間を増やしたがっていると報じられている
POLITICOによると、Lockhart氏はカリフォルニア州にあるFacebookの本社に頻繁に出向いていたという。
Facebookの広報担当者はこの報道を認め、Lockhart氏は今後も離れた場所から同社に助言を行うと述べた。
「当社は東海岸にとどまりたいというJoe(Lockhart氏)の意向を理解しており、引き続き協力して、その助言を生かしていけることを楽しみにしている」と、この広報担当者は述べた。
Bill Clinton政権の2期目にホワイトハウス報道官を務めたLockhart氏は、2011年7月にFacebookに加わった。
Lockhart氏が常勤職を離れる一方で、Facebookは株式公開企業としての新たな地位に苦闘している。Facebookは、2011年にLockhart氏ほどの大物を採用する動きに出たことで、同社がちゃんとした企業であることをビジネス界に知らしめた。また、政治的な人脈や経験のある幹部を置くことは、Facebookが政界へのパイプを作る上で間違いなく役に立つだろう。
Lockhart氏はFacebookに加わる以前、政治およびメディア戦略を専門に手がけるコミュニケーション企業The Glover Park Groupを共同で設立した。政界にフルタイムで関わる前は広告代理店業界で働いており、Coca-Colaなどの有名顧客を担当していた。さらにそれ以前の経歴を見ると、CNNやABCなどのネットワークでテレビレポーターとして働いていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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