Googleは同社のモバイル向けウェブアプリケーション「Google Maps」を、「Street View」の追加によって強化した。
米国時間10月4日から、携帯端末上でGoogleの「Maps」サイトを表示すると、世界中のあらゆる場所をStreet Viewで表示し、その中を移動することができるようになる。
Street Viewは、1回タップするだけで起動可能だ。
Mapsアプリケーションを起動し、参照したい都市や建物などの目的地を入力する。すると、同サイトにその場所と周辺地域が表示される。続いて、右下隅に表示される人物アイコンをタップすると、表示された場所がStreet Viewに対応している場合、ブラウザ内に別のタブが開き、なじみのあるStreet Viewパノラマが表示される。
指を左右にスワイプして360度の全方向に移動することができる。矢印をタップして、近くの人物や場所を確認しながら道路や歩道に沿って移動することも可能だ。筆者がニューヨーク市のタイムズスクエアを検索してみたところ、Google Mapsは直ちにその場所を表示してくれた。続いて人物アイコンをタップすると、タイムズスクエアが一望できるStreet Viewパノラマが表示された。
Googleが4日からStreet Viewを統合する予定であることは知られていたため、同機能の追加はまったく驚くべきことではなかった。
しかし、特に「iOS」ユーザーにとっては朗報となった。
同Mapsサイトにはモバイルブラウザを介して誰でもアクセス可能だが、「iOS 6」ユーザーには、問題の多いAppleの「Maps」アプリケーションに代わる優れた地図が必要である。Appleさえも自社のMapsアプリケーションの不具合を謝罪し、iOS 6ユーザーにしばらくは他のナビゲーションアプリケーションを使用することを推奨している。
Google Mapsは、簡単な操作によって「iPhone」や「iPad」に追加することができる。
携帯端末でGoogle Mapsページにアクセスし、ブラウザにあるツールバーの共有ボタンをタップする。続いて「Add to Home Screen」のアイコンをクリックする。すると、Google Mapsのアイコンが画面上に表示されるので、希望する場合はこれを別の画面や特定のフォルダにドラッグすることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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