Facebookのザッカーバーグ氏、ロシア首相と会談

Dan Farber (CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年10月02日 13時37分

 Facebookの共同創設者で最高経営責任者(CEO)を務めるMark Zuckerberg氏とロシアのDmitry Medvedev首相は現地時間10月1日、モスクワで会談し、技術革新やロシアにおけるFacebookの存在など、互いの関心について意見を交わした。

 Medvedev首相は、ロシアにシリコンバレーに匹敵するものを作りたいと望んでおり、Zuckerberg氏はFacebookがロシア語のソーシャルネットワークであるVKontakteとより良く競合できるか見てみたいと考えている。Facebookは、約10億近いユーザー数を抱えているが、そのうちロシアにおけるユーザー数は1000万人よりも少なく、VKontakteのユーザー数は約3500万人である。

 Medvedev首相の報道官であるNatalya Timakova氏は、次の通り話した。「Medvedev首相とZuckerberg氏は、ロシアにおけるFacebookの存在について、単にソーシャルネットワークとしてだけでなく、最も高度な製品に取り組む企業としての可能性について議論した。両氏はまた、新興企業が相互に利益をもたらしうる場所として、スコルコボについても話し合った」

 今回のZuckerberg氏の訪問は、「Facebook Developer World HACK 2012」と時期を同じくしている。同イベントは、才能のある人材を採用する取り組みで、世界中から集めたプログラマーをFacebookのキャンパスに招待して同社チームと対面させるためのものだ。Facebookは、コンピュータサイエンスに関して優れた人材をロシアや他の国々から集めようと努めている。

 ロシアの情報技術通信大臣によって、Medvedev首相がZuckerberg氏に対し、ロシア人プログラマーを米国に呼び寄せるより、モスクワに研究センターを開くよう促したことを示唆する内容のツイートが投稿された。しかしFacebookの広報担当者は、同ツイートは誤解であり、同社はロシアに関心があるが、ロシアにおいて事業を拡大する計画はない、と話した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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