Twitterは落胆しているに違いない。AllThingsDigitalは、comScoreの非公開のレポートからの情報として、8月のモバイルアプリケーションの利用状況を報じた。それによると、Facebookの写真共有サービス「Instagram」がTwitterを上回ったという。同レポートによると、米国ではInstagramのDAU(1日あたりのアクティブユーザー数:Daily Active Users)が平均730万人だった一方で、Twitterは687万人だったという。さらに、InstagramのユーザーはTwitterのユーザーよりも、モバイルアプリケーションの使用時間が44%長かったという。また、comScoreによると、スマートフォンユーザーの数はTwitterが2900万人でInstagramが2200万人。Twitterの方がInstagramよりも25%多かったという。
つまり、米国では写真の撮影、共有、閲覧をする人の方がツイートを送信したり読んだりする人よりも多いということだ。しかし、Twitterは心配することはない。8000万人を超えるInstagramの登録ユーザーの多くが写真をTwitterに流しており、Twitterは同社のAPIを使用する他社の写真共有サービスに新たな制限を設ける一方で独自の画像共有サービスの強化を予定している。さらに1億4000万人ものアクティブユーザーの60%以上がモバイル端末を使用しており、世界中で1日あたり4億件以上ものツイートが発信されている。
eMarketerは、Twitterの売上高が2012年には2億5990万ドル、2013年には3億3950万ドル、2014年末には5億4000万ドルに達すると予測している。Bloombergは、Twitterの売上高が2014年に10億ドルに達する可能性があると報じた。モバイル分野については(Twitterユーザーの60%以上がモバイル端末を使用している)、Twitterは、2012年売上高のおよそ半分に相当する1億2970万ドルをモバイル端末を使用する米国ユーザーから得ることになるとeMarketerは予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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