Microsoftが「Windows XP」をリリースしたのは2001年だが、Adobe Systemsは米国時間9月14日、「Adobe Photoshop」の現行バージョン「Adobe Photoshop Creative Suite 6(CS6)」がこのOSをサポートする最後のバージョンになることを明らかにした。
Adobeで製品マネージャーを務めるTom Hogarty氏はブログ投稿で次のように述べている。「Photoshop CS6(13.0)がPhotoshopとしてはWindows XPをサポートする最後のメジャーバージョンになることを、Photoshopチームから前もってお知らせしておきたい」
Hogarty氏はその理由として、性能にこだわった現代のソフトウェアには、最新のハードウェアグラフィックスインターフェース、特にグラフィックス処理ユニット(GPU)の能力を引き出す手段が必要で、Windows XPにはこれが欠けているためだと説明した。
Hogarty氏によると、Adobeは現行版のPhotoshop CS6にもバグ修正は提供していく予定だという。Adobeは、CS6シリーズすべてを含むソフトウェアが利用できる新しいサブスクリプションサービス「Adobe Creative Cloud」の提供を開始している。これは、顧客が月額50ドル(年間契約の場合)を支払って利用するサービスで、CS7で搭載される新機能を、開発完了後すぐに利用できる点が特典の1つとなっている。これらの新機能もWindows XPユーザーは利用することができないとHogarty氏は述べた。
関連製品「Adobe Photoshop Lightroom 4」では、すでにWindows XPのサポートを終了している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果