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アップル、「ラバーバンド」特許侵害でモトローラに勝訴--独地裁

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2012年09月14日 12時24分
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 Appleが、競合する「Android」に対してもう1つの勝訴をかろうじて勝ち取った。

 Foss PatentsのFlorian Mueller氏によると、ドイツのミュンヘン地方裁判所は5週間遅れで、Appleは特許侵害の主張に沿ってMotorolaの携帯電話とタブレットに対し販売差し止めを請求できるとの判決を下したという。問題となっている特許は、いわゆる「ラバーバンド」機能に関するもので、ユーザーがモバイルデバイスの画面下部をスワイプすると、ページが跳ね上がる効果のことだ。

 Appleはこの技術を欧州の特許と米国の特許の両方に記載してあり、この機能を自社デバイス用に模倣したとしてMotorolaを提訴していた。

 4月に行われた法廷での審問では、Motorolaは、Appleの特許が無効であると主張したうえで、特許侵害を認めたとMueller氏は述べた。しかし、8月の法廷では、Motorolaは戦略を変更して特許侵害を否定した。少なくともこれまでのところ、どちらの戦術も効果がなかったことは明らかだ。

 Appleには現在、支払う金額の多寡に応じていくつかの選択肢がある。

 Appleは3200万ドルの保証金を支払って販売差し止めを実施させることができる。これは、不服申し立てが可能であり、永久的な措置ではないと考えられる。次に、Appleは追加の1290万ドルを支払い、同特許を侵害しているとみなされたすべてのデバイスを撤去するようMotorolaに求めることができる。あるいは、さらに追加の1290万ドルを支払い、特許を侵害しているすべての製品について、ドイツでのリコールを求めることができる。

 Motorolaの親会社であるGoogleは、ミュンヘン高等地方裁判所へ控訴し、欧州特許庁(European Patent Office)との間で同特許の有効性を引き続き争うものとみられている。

 Motorolaのドイツでの事業規模は大きくないため、同国内での製品販売差し止めの影響は最小限にとどまる可能性がある。しかし、Mueller氏によると、この裁判での判決や他の判決が組み合わさると、Androidそのものにとってより大きな障害になるという。

 「これらの裁判の結果は、これまでのコンピュータ業界の歴史の中で、Androidはどのコンピューターソフトウエアよりも大きな特許侵害問題を抱えていることを示している」とMueller氏は述べた。「そして、これはGoogleに関係のある多くのハードウェアパートナーにも大きな影響を与える」(同氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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