Appleが「iTunes」の「Ping」を終了すると発表した。
Appleは、ソーシャルネットワークとの強力な連携機能をiTunesに追加したので、同社の音楽向けソーシャルネットワークであるPingを終了すると発表した。
Appleは米国時間9月30日にPingを終了する。同社は9月12日、iTunes内のPingチャネル内において、同サービスの終了を発表した。また同社は12日、次期メジャーリリースとなる「iTunes 11」に、FacebookやTwitter用の共有オプションを追加するとともに、好みの楽曲や最近購入した楽曲を表示する機能などを追加することも発表した。
Appleの担当者は、ユーザーがPing内で作成したプレイリストは、同社のパブリッシュ可能なプレイリスト形式である「iMixes」に変換されると述べた。しかし、9月30日になると機能は利用できなくなり、フォローしているユーザーとフォローされているユーザーがすべて失われる。Pingのページは、すでにiTunesのメインページにリダイレクトされる。
ユーザーはPingを使用して楽曲やアルバムをフィードに投稿することができ、他のユーザーはデスクトップや「iOS」上のiTunes内からこのフィードを購読して表示できる。しかし、AppleがiTunes 10内で音楽指向のソーシャルネットワークを開始したことについては、最近の失策の1つだと一般に考えられている。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は6月に、D10カンファレンスのインタビューでPingの廃止を示唆していた。同氏はこのサービスについて質問されたくないことを認める一方、顧客はこのサービスを精彩を欠くと感じている、と述べた。
「われわれはPingを試しにやってみたが、あまり力を注ぐべきものではないと顧客は評価しているように思う」とCook氏は述べ、「廃止するかどうかわからない。これから考える」とも述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果