Amazonは米国時間9月6日、サンタモニカで開催された記者会見で新しいタブレットと電子書籍端末を数多く発表した。ところが、その内容をよく見てみると、小さな注釈付きであることが明らかになった。Amazonは強調していなかったが、新しい「Kindle Fire」タブレットは全機種に広告付きの「Special Offers」を搭載する。これにより、ロック画面上の広告表示に加えて、ホーム画面上にスポンサー付きセールス情報の一覧へのリンクが表示される。
Kindle製品でこうしたSpecial Offersが提供されるのは、新しいことではない。ただし、広告表示はこれまで、より価格の低いKindleのE-Inkモデルに限定されていた。広告なしの機種を手に入れる方法として、Amazonは2つの方法を提供しており、ユーザーはさらに高価な広告なしバージョンを最初に購入するか(新しいE Ink版Kindleには20ドルのプレミアムオプションがある)、あるいは、Special Offers版のKindleを購入後、Amazonのセットアップページから差額を後から支払うだけで、広告を「買い取る」ことができた。
新たなFireモデルでは、Amazonはこれらのオプトアウトオプションをいずれもなくす方向だ。Fireや「Fire HD」タブレットには実に数多くの機種(7インチ、8.9インチ、4G内蔵、ストレージ容量別モデル)が揃っているが、Special Offersに非対応の機種がプレミアム付きで提供される予定はない(同オプションはE Ink版Kindleで継承)。
さらに重要なこととして、Amazonの広報担当者は米CNETに対し、Special Offers広告の買い取りができないことを認めた。
この記事は海外CBS Interactie発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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