Facebookの通知がいつもより増えているように感じたら、それは、アプリケーションの開発者が通知機能を通じてユーザーに直接メッセージを送れるようになったからだ。Facebookは米国時間8月31日、このことを開発者に対して正式に発表した。
Facebookは、開発者が通知機能を通じてアプリケーションのユーザーに直接メッセージを送れるようにした。送られた通知は、ページの上部にある小さな地球のアイコンから簡単に開くことができ、大半のユーザーがプロフィールのアクティビティについて最新情報を得る主要な方法となっている。
たとえば、ゲームで友人にハイスコアを抜かれたら、過去の物となった栄光を取り戻すよう勧める通知をゲームから受け取ることができる。Facebookによると、これまで友人が通知を送ることはできたが、ゲームそのものが通知を送ることはできなかったという。
開発者は、通知を開始するのにユーザーの許可を得る必要はないが、FacebookのソフトウェアエンジニアであるBo Zhang氏は自身のブログで、最初のメッセージを受け取った後はユーザーに完全な管理権限があり、いつでも通知を拒否できると説明している。
このツールにより開発者はユーザーとさらに直接的に関わることができる(アプリケーションにとって貴重なマーケティングツールであるのは間違いない)が、Facebookはユーザー体験が優れたものになるよう手綱を握っておこうとしており、そこにはきわどい一線がある。
Zhang氏は、開発者は最新情報を送る頻度や配信するコンテンツの内容に気をつけるべきだと強調している。Facebookは、通知機能の乱用でユーザーが不満を抱くような事態を望んでおらず、不必要なメッセージ送信の対策として、送ったメッセージの効果を測定する分析ツールを開発者に提供している。
Zhang氏によれば、ユーザーに気に入ってもらえなければ、Facebookはこの機能を変更するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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