米AppleがiPhoneやiPadの特許権を侵害されているとして、Samsungの日本法人などに1億円の損害賠償を求めていた訴訟の中間判決が8月31日、東京地裁で出た。東海林保裁判長は、特許侵害を認めず、Apple側の請求を棄却すると判断した。日本の裁判所での判決は初めて。なお、「訴訟費用は、原告の負担とする」ことも伝えられた。
米国では8月24日に、カリフォルニア州サンノゼの法廷で、陪審員団がSamsungに対するAppleの知的財産権訴訟において、Appleの主張に極めて有利な評決を下し、同社に10億5000万ドルの損害賠償を認める判決が出ていた。
東京地方裁判所で行われた裁判は、スマートフォンなどをPCと接続して音楽などを取り込む際の同期技術で、デザインなど意匠に関するものではない。
今回の裁判は、注目を受けて傍聴券は抽選となり、多くの人が並んだ。CNET Japan編集部でも抽選に参加、1人が当選し、傍聴した。用意されたのは21席で、4〜5倍程度の倍率という印象を受けた。
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